桜エビで有名な由比港からヒラメ釣りで出船することがある。
三保の松原を過ぎて釣り場までは少し走るが、
外道に嬉しいマゴチなどが混ざる嬉しいポイントが点在する。
ふと東名で富士川を渡る時、山々の栄養分を海に運んでくれる
川の上流に行ってみたくなり、
地図を追うと身延山 久遠寺があった。

久遠寺は13世紀に建立された山寺である。日蓮聖人が修行をした由緒正しい
日蓮宗の総本山とWebには記載されている。確かに存在に迫力がある。
山寺ということもあり、富士川沿いの道から徒歩で寺を目指すとなると
その行程は相当に厳しい。昔の苦労が思い浮かぶ。
現在はというと車で本堂のすぐ側まで行くことができる。

平日の昼間は人影も少なく、修行されている方々を見かけるぐらい。
とても静かな時間が流れている。俗世界に塗れた自分を思うと
完全な別世界が広がっているように感じる。

随分前になるが、千葉勝浦へ五目釣りに出掛けた帰り道に
港のすぐそばにある誕生寺という寺へ寄ったことがあるのだが
確かそのお寺は日蓮聖人の生まれた土地だったと記憶している。
すいません、記録ではなく記憶なので曖昧です。